ライフログ51。

家と会社の往復だけじゃ嫌だと思ったサラリーマンのライフログ

ぶらっと登戸駅に降りた記念に。藤子F不二雄先生のお勧めの作品

パーマン,ドラえもん,ジャイアン

3月は半ばとなり、朗らかな気候になりつつある今日この頃。

所用で小田急線を使う機会があり、登戸駅に降りてみたのですが、藤子F不二雄先生の作品のキャラクターがお出迎えしてくれて感激しました。 

思い返せば幼稚園の頃からドラえもんになり親しみ、大人になっても短編集のブラックな作風に虜となってしまい、藤子先生無しでは生きられない人生になってしまいました。 

せっかくなので藤子F不二雄先生の作品について語っていこうと思います。

 

定年退食

初めに紹介する作品は,中学時代に社会科の先生が作品を印刷して持ってきてくれたものです。

高齢者問題を取り扱った問題で,当時の私は中学生ながら「この作品みたく日本はやばくなるんじゃないのか」と思ってしまいました。

ネタバレは避けますが,姨捨山をイメージした作品とだけ言っておきます。

主人公の高齢者の方の最後のセリフに考えさせられますよ。

なお,作品は以下の文庫で読めたはずです。

年金問題,席は席はない

気楽に殺ろうよ (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)

 

 

ウルトラ・スーパー・デラックスマン

これは大人になってから読みました。

主人公が小池さんと同じ顔なのでギャクかと思いきや(いやギャグ要素はあるのですが)意外とシリアスな展開です。

平凡なサラリーマンが突如,強力な力を手にしてしまったら何をするのか・・・。

この小池さん顔の主人公も初めは手に入れた力で善行を重ねていたのですが・・・。

 

もし私が強力な力を手に入れてしまったら彼のようになっていただろうなと身の毛が寒くなる作品。

最後のオチは圧巻です。

 

ノスタル爺

最後の作品ですが,ちょっとホロッときます。

昭和前半から中盤にかけての物語となるのですが,主人公の境遇を考えてしまうと可哀そうという意見とある種幸せだなという意見の矛盾した考えを抱いてしまうことになります。

個人的に主人公が戦争で出兵する前に幼馴染と話すシーンが印象に残っています。

作品を最後まで読んでから改めてそのシーンを読み返すと,なるほど彼がそういうことを言うのも理解できるなと分かります。

 

浦島太吉,気ぶり

藤子不二雄異色短編集〈4〉ノスタル爺 (ゴールデン・コミックス)

 

まだまだあります。面白い作品!!

基本的に藤子先生の短編集は大全集で読むことができます。

今回紹介できませんでしたが,「ミノタウロスの皿 」「気楽に殺ろうよ」「パラレル同窓会」等面白い作品がそろっています。

特に「パラレル同窓会」がシュールであり,お勧めしたい作品となります。

藤子先生のSF(すこし・ふしぎ)漫画作品は伊達じゃありません。

 

藤子・F・不二雄少年SF短編集 (1) (小学館コロコロ文庫)

藤子・F・不二雄少年SF短編集 (1) (小学館コロコロ文庫)